2016年11月17日木曜日

Sakana

ここ数年あまり聴くことのなかった Sakana、百日咳にかかって寝込んでいる今、一番心地よく聴ける音楽です。

Sakana は西脇一弘さんとPocopen さん二人のインディーズバンド。
出会いは私が高校1年の頃、楠本まきさんの漫画「kiss xxxx」の中で Sakana のことに触れてました。ページの端に音楽リストがあって、「kiss xxxx」マニアの私はひとつひとつの曲を調べていき、 Sakana の音楽に心を奪われてしまいました。

繊細で危うい旋律だった初期の作品が好きです。心に刺さる曲がいくつかあって、CD 一枚一枚が私にとって宝石箱でした。





17歳の頃、フランスのモンブランを旅しました。
滞在先のシャモニから、ケーブルカーやトロッコ列車を乗り継ぐと日帰りでスイスまで行けます。ハイジの世界のようなメルヘンな山道を Sakana のお気に入りを集めた MD を聴きながら歩きました。
エモッソン、エモッソン…とささやく曲がアルプスの風景にぴったりでした。

インディーズは入手するのが難しく、渋谷・新宿のタワレコ、六本木 WAVE やクアトロなどでコツコツと集めました。
想いが募り、CD に記載されていた住所にファンレターを送りました。フランスで聴いた曲をひとつひとつこんな印象ですと感想を付けて、その文章をコラージュした手紙で贈りました

嬉しいことにお返事がきて LIVE のご案内を戴きました。吉祥寺「MANDA-LA2」、下北沢や渋谷のライブハウス …。学校には分かち合える人が居なくて、いつもひとりで聴きに行きました。




その後 Sakana は円熟さを増し、歌声はソウルフルに移り、折れそうなほど儚げなヴォーカルが好きだった私は離れてしまいました。

今回の病床を機にふたたび Sakana の音楽に酔いしれ、近年の CD を買ってみました。「 LOCOMOTION 」の4曲目「Homeless Feebie-2」はとても痛い曲でした。突き刺さるようなせつないメロディーと詩。繰り返し繰り返し聴いています。

Sakana は私の中で今も健在でした。ピュア過ぎて自分のこころが汚れてない時にしか聴けない音楽。 私もハンドメイドカードの世界で理想を追い続けていきたいです *。・゜