2008年8月14日木曜日

ボランティア、その後



結局のところ、ゆきな改め「ゆっき」を引き取って、この夏は2匹に癒されながら暮らしています。犬の一時預かりボランティアというのは、自分の家にいくらかでも居場所の余裕があったら、人情上、一時預かりでは終わらず家の子になってしまうのだなと実感しました。近所を見渡してみても同じような経験者がチラホラ。そして家の中が限界になってから、はじめて一時預かりという任務を全うできる気がします。最初は可愛い豆柴を2匹も自分の物にして私は欲張りなのではないか…と罪悪感を感じたり、でもこれは行く当てのない犬を受け入れるボランティアなんだと考え直したり。
アルペニストの野口さんがTVで「エベレストのゴミなんて拾いたくない。でもそれがここにあるのを知ってしまった以上、その人間には責任がある」というようなコメントをしていました。私も動物には幸せな世界しかないと期待したかったけれど、影の部分を知ってしまったら…自分にやれるだけのことはやっていこうと決心しました。
今、ゆっきは2本目の脚を手術してリハビリ中です。犬と川遊びするのをささやかな夏の楽しみとしているのですが、今年はお預けかな。

photo=去年の夏、川遊びするさくら