2008年4月13日日曜日

豆柴のゆきな


3月の中旬、2匹目の豆柴がやってきました。ゆきなは脚を痛めていて、これから手術をし飼い主さんが決まるまでの預かりボランティアをしています。(すでに情が移って離れられそうにないのですが)去年、家に迎えたさくらも同じ様に保護されたワンちゃんです。以前飼っていた柴犬と似た面影を求めネットで探していた頃、里親を募集しているサイトと出会い、Animal Heart Rescueという団体を通して譲り受けました。昔はただ「動物が大好き!」というだけでしたが、この一年で動物にとって非情な現状を深く知り、もっともっと大切に私のできる限りの力で守っていきたいと思いました。

伺った話なので多くは語れませんが、2匹共、ブリーダーさんが直接、保健所へ処分しに連れて来たそうです。純血種の保存は理想のサイズとか人間が決めた規定があって、省かれた子は市場へは出さず簡単に処分されることが現実にあるそうです。(もちろん良心的なブリーダーさんもたくさんいらしゃると思いますが)1歳のゆきなも今までケージにいれられっぱなしだったようで、歩くことがなかったため下半身が未発達、後ろ足の膝が固定されずクルクルしてしまいます。これから行う手術はとても痛いそうで、リハビリも苦しいそうです。犬はなんにも悪いことをしていないのに、結果的にこんなつらい目に合わなければならないなんて本当に悲しいです。

16歳の頃の日記に「パリへ行きファッションデザイナーなって成功し、30代でフランスの田舎に移住しクリエイティブな活動をしながら動物をたくさん飼って幸せに暮らす」という夢を書いていました。それから●年、現実には美食の国日本からは離れがたく(動物も柴犬が大好き)デザイナー業も思い描いていたような成功をする前にやめていました。でもふと気付けば、動物と自然に囲まれながらマイペースに制作を続け…夢は着実に叶っていました。
2匹になるとお世話も2倍かかりますが、行き交う愛情が2倍に増え幸せ感いっぱいです。ハンドメイドカード作りにもいっそう弾みがつき、意外な効果が♪ 創作活動の傍ら、これからも犬の幸せを支える活動をしていきたいと思っています。

人生のパートナーとして犬や猫を飼いたいと思っていらっしゃる方がいましたら、ぜひ里親募集のサイトもご覧ください。ドイツでは犬の処分数が毎年0頭だそうです。保健所という所はなく、里親引き渡し施設という形で運営しているそうです。スタッフも単なる職員ではなくトレーナーの資格を持ち、さらに近隣の国からも飼い主のいない動物を集めてきて保護してあげているそうです。近い将来、日本もこのような大人な社会に変わっていくことを願います。

Animal Heart Rescue ■ http://www.animal-heart-rescue.net/
Dog Shelter ■ http://dogshelter.jp/
いつでも里親募集中 ■ http://www.satoya-boshu.net/